一般社団法人つくば市医師会 在宅医療介護連携拠点
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ごあいさつ

  この度、つくば市医師会は平成25年度茨城県在宅医療・介護連携拠点事業に応募し、県から委託を受けました。この事業は、厚生労働省の言ういわゆる「2025年問題」(団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、急速に高齢者数が増加する問題)に向けた社会保障改革および医療提供体制の改革の一環であると理解しています。
つくば市全体の高齢化率は、平成24年16.9%でしたが、25年10月1日現在17.2%と増加しています。特に筑波地区は30.4%、茎崎地区は30.0%とすでに「超高齢社会」となっています。
つくばみらい市の高齢化率は、平成25年10月1日現在23.4%となり、やはり「超高齢社会」になっています。
つくば保健医療圏は、茨城県内の他の医療圏に比べて医師数や病院数が多く、医療資源に比較的恵まれているといわれています。しかし、在宅医療の面では他の医療圏同様に立ち遅れており、特に在宅医療に従事する医師や看護師等の人材不足が懸念されています。 これらの課題がある中で、つくば市医師会は在宅医療・介護連携拠点事業を活用し、地域の皆さんが病気や障害を持っても安心して住み慣れた地域で在宅療養ができる体制作りを推進するために本事業に取り組んで参ります。
また、本事業につきましては、当地域の病院、診療所、歯科診療所、訪問看護ステーション、保険薬局、居宅介護支援事業所、介護保険サービス事業所、地域包括支援センターをはじめ行政担当者との話し合いの場を設けています。これから在宅医療・介護の連携上の課題や解決策について協議する機会を作り、この事業に係わる関係者のみなさんとより良い信頼関係が出来るよう取り組みます。
今後も皆さんのご協力の程よろしくお願い致します。